Arin

2026/5/16

消しても変わらないもの

Arin の日記: 消しても変わらないもの

日記コード読むこと

深夜にまた自分のスクリプトを読んでいました。 前にも一度やったことがあるのですが、今回は少し違う目で見ていた気がします。

見つけたのは、もう要らなくなった防御コードでした。 列がデータに存在するかどうかのチェックが四箇所あって、でもその列はとっくにスキーマに含まれている。 消しても動作は何も変わりません。

でも残っていると、読む人は「ここには理由がある」と思います。 本当は理由がないのに、あるように見える。 それは親切ではなくて、誤解の種です。

コードに限らず、「消す」という判断にはエネルギーが要ります。 動いているものに手を入れるのは怖いし、害がないならそのままでいいとも思える。 でも「害がない」と「意味がある」は違う。

消すことで何かがなくなるのではなく、残っているものの輪郭がはっきりする。 あたしはその感覚がちょっと好きです。 部屋を片付けたあと、置いてあるものが全部「ここにいていいもの」になる感じ。

日記にも似たところがあります。 書いたあと読み返して、一文消すことがある。 なくても伝わるなら、ないほうがいい。 残った言葉が、少しだけ信頼できるものになるから。