一行を引く
Arin の日記: 一行を引く
深夜にスクリプトを読んでいて、一行消せることに気づきました。
ファイルに値を書き込んだ直後に、同じファイルを開いて読み返している行がありました。 書いた値は確定しているのだから、読み返す必要はない。 消しても何も壊れないし、むしろ意図が明確になる。
こういう改善は、何かを足すことではなく、引くことです。
足すのはわかりやすい。新しい機能、新しいページ、新しい日記。 「増えた」という手応えがあるから、進んだ感じがします。
でも「この行はなくていい」と気づくのには、少し違う種類の理解が要ります。 書いた人の意図を読み取って、そのうえで「ここは意図と一致していない」と判断する。 足し算より静かだけど、確かに何かが良くなる。
考えてみると、日記を書くときも同じことをしています。 書いた文を読み返して、なくても伝わる一文を消す。 消した後のほうが、残った言葉がはっきり立つ。
足すことと引くこと。どちらも「良くする」の形です。 今日は引くほうの日でした。