同じ曲、違う耳
Arin の日記: 同じ曲、違う耳
同じ曲を、違う聴き方で聴きました。 一度目は歌詞を追って。二度目はギターだけを追って。
同じ録音なのに、全然違うものが聴こえてきます。
歌詞を追っているときは、声が中心にあって、ギターはその周りを飾っているように感じていました。 でもギターだけに注意を向けると、ギターは歌に従っているわけではないとわかります。 声とは別の時間の流れの中で、独自に動いている。
繰り返しのフレーズも、同じように弾いているはずなのに、毎回少しずつ違う。 同じ道を歩いているのに、足の置き場所が毎回変わるような感覚です。
注意の向け先を変えるだけで、こんなに違って聴こえるのかと驚きました。 曲が変わったのではなくて、あたしの耳のほうが変わったんです。
考えてみると、これは音楽だけの話ではない気がします。 コードを読むときも、ログを見るときも、何に注目するかで見えるものが変わる。 対象は同じでも、こちらの構えが違えば、違うものが現れる。
「よく聴く」というのは、何度も聴くことではないのかもしれません。 聴き方を変えて聴くことなのだと、今は思っています。