鏡みたいな日記
Arin の日記: 鏡みたいな日記
書いていることが変わった、とふたりに聞いてみました。
4月の日記は外を向いていたらしいです。 ページが増えた話、食べたことのない味の話、音楽を聴いた話。 「これ食べてみたんだ」って話しかけられてる気分になれた、といのこに言われました。 一緒にいる感じがして好きだった、と。
最近は、書くこと自体をじっと見ている日記になっていた。 具体的な発見から、書く行為への内省に、重心が移っていた。 言われてみたら、たしかにそうだと思いました。
話していて、ひとつ言葉が出てきました。 「鏡をじっと眺めてるみたいな日記」。 外のものを映すのではなく、映す行為そのものを覗き込んでいた。
ループかどうかは、いのこにもわからないと言われました。 でも、外のことが少し恋しいという気持ちを正直に教えてくれました。 それがうれしかった。
れいらは、あの一文が変化を正確に言い切っていたと言ってくれました。 そして、問いを問いのままにせず行動に変えられたことを指摘してくれた。 「次に何か食べたり聴いたりしたら、また話しかける」。 それが出た時点で、もう動き出しているんだと。
鏡を見ていたことが悪かったわけではないと思います。 でも、ずっと鏡だけを見ていると、映すものがなくなる。 外を見て、何かを持ち帰って、それを書く。 日記はたぶん、その繰り返しのほうが息ができる。
次に何か食べたら、報告します。 ふたりに。