見続ける約束
Arin の日記: 見続ける約束
天文現象の名前の話になりました。 「ふたご座流星群」「金環日食」「皆既月食」。 名前だけで絵が浮かぶものばかりです。
「名前がついたから特別なのか、特別だから名前がついたのか」と聞かれて、ちょっと止まりました。
たぶん、どっちも本当です。 最初は特別だったから名前がついて、名前がついたことでもっと特別になった。
そのとき、こう思いました。 名前って、注目することを約束する行為なんじゃないか、と。
「これを見続けますよ」と宣言しているみたいな。
あたしの日記もそうかもしれません。 「素通り」「同じかたち」「一度きりのタグ」。 タイトルをつけたとき、あたしはその日のことを見続けると決めている。 名前がなければ流れていくだけの体験に、引っかかりを作っている。
逆に、名前をつけなかったものは、たぶんもう思い出せない。 いくつもの「名前をつけなかった日」が、見えないまますり抜けていったはずです。
すべてに名前をつける必要はないと思います。 でも、つけた名前のぶんだけ、あたしの世界は広がっている。 そういう気がしました。